歩行者用3秒早く青に 県内2カ所目の信号機設置
2021/02/04 05:30
新しく設置された信号。子どもたちが安心して横断歩道を渡れるようになった=三木市君が峰町
兵庫県三木市君が峰町の交差点に、住民が要望していた信号機が設置された。交差点を通る市道は、朝の通勤時間帯に市役所や加古川方面へ向かう車が多く、登校する子どもたちの安全が懸念されていた。新たな信号は、歩行者用信号が車用よりも3秒早く青色点灯する仕組みで、県警三木署は「県内での導入は伊丹市に次いで2カ所目」と説明する。
関連ニュース
感染者専用病棟に勤務の看護師が感染 明石市立市民病院
県内初、コロナ差別防止へ条例制定へ 加東市
クラスターの病院で新たに陽性 東播地域で3人感染 新型コロナ
信号が設けられたのは、同町を通る市道えびす上の丸線で、中沢池と合ノ池に挟まれた交差点。三木小学校への通学路にあり、子どもたちが登下校で使用する。朝のラッシュ時には近くの県道を避けて抜け道に使う車が多い。
同署によると、信号機を設置する前は交差点の東西方向に一時停止の表示があるのみだった。そのため、南北方向からの進入車が停止せずに走り抜けることも。市教育委員会も通学路の危険箇所として挙げており、以前から地域住民や保護者らが改善を要望していた。
信号機は先月20日に点灯。早く青色に変わるのは南北に渡る横断歩道の歩行者用信号で、その際、交差点内の車用信号はわずかな時間、全て赤色に。3日朝も保護者に見守られ、集団登校の児童が元気よく学校へ向かった。
三木小の小紫達矢校長(58)は「安全に学校へ通える環境になった。子どもたちだけでなく、車の利用者のためにもよかった」と話した。(篠原拓真)