アジサイ山裾彩る ホタルとの共演も 三木・伽耶院周辺

2021/06/19 05:30

水色と薄紫色のアジサイがりんとした姿を見せる=三木市志染町大谷

 兵庫県三木市志染町大谷の伽耶院周辺でアジサイが見頃を迎えた。水色や薄紫色の花々が山裾を彩り、梅雨空に涼やかさを添えている。 関連ニュース 色が変化「魔法みたい」 アジサイ色のジュース、高校生が考案 梅雨の田園彩るアジサイ 神河で8000株が満開間近 涼しげ「あじさい餅」 尼崎の和菓子店が販売

 伽耶院付近のアジサイは、前住職の岡本孝道さん(85)が40年ほど前に植え始めた。挿し芽で株を増やしては斜面に花を移植し、年数を重ねる中で、その範囲を広げたという。
 挿し芽や草刈りなどは、近くに住む農家や、同院周辺の自然を守る活動に取り組む「伽耶院 修験の森を守る会」も協力し、今年も無事に花を咲かせた。
 山の斜面には、水色のアジサイを中心に花を開かせており、薄紫のアジサイも浮かび上がる。伽耶院周辺はホタルも生息し、アジサイとホタルの共演を撮影する写真愛好家も多い。
 18日は分厚い雲が朝から漂い、アジサイの上ではトンボが羽を休めて一休み。雨が降り始めると、トンボは飛び立ち、しずくが滴り落ちた。(篠原拓真)

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