近畿地方が梅雨に入って16日で1カ月となり、蒸し暑さが増す中、兵庫県尼崎市の和菓子店で、紫の餅をササで包んでアジサイを再現した「あじさい餅」が販売されている。梅雨の限定商品で、涼しげにショーケースを彩っている。
阪神間で5店舗を展開する「彩花苑」がアジサイの見頃に合わせ、毎年5月下旬から6月末ごろまで販売。赤、青、黄に染めた佐賀県産のもち米「ヒヨクモチ」を蒸して混ぜ、アジサイのグラデーションを表現した。こしあんには北海道産の小豆を使っている。
取締役製造部長の土田勝也さん(39)は「目にも涼しく、こしあんは喉を通りやすいよう甘さ控えめ。蒸し暑い日の甘味にいかがでしょうか」と話す。
1個税込み150円。彩花苑本店TEL06・6428・5200
(大田将之)









