幼い子連れて食事楽しんで NPOが「カフェ部」立ち上げ 三木

2021/11/17 05:30

ゆったりとした雰囲気で食事を楽しむ参加者ら=三木市加佐

 「幼い子を連れて気軽に外食に行けない」という母親らの悩みを解決しようと、兵庫県三木市で母親らの居場所づくりに取り組むNPO法人「ほっぺ」が「カフェ部」を立ち上げた。活動するハートフルプラザみき(同市加佐)に飲食店の弁当などをテークアウトし、周囲に気兼ねなく食事を楽しむ環境を提供している。(篠原拓真) 関連ニュース 明石で新たに1人が新型コロナ感染 加東市が新たにワクチン接種予約枠 18日から公開 箸で豆移動、ギネス記録届かず 挑戦の中学生、練習“まめ”に重ねたが…


 ほっぺは2016年に設立し、子育て支援や保護者らの居場所づくりに力を入れてきた。カフェ部もその一環で運営スタッフが企画。子どもの世話や他の客への配慮などから「外食になかなか行けない」という声を受け、当初は子ども連れでも行きやすい飲食店マップ作成から始めた。
 取り組みを進める中でテークアウト商品を食べる方法に変更し、今年3月に初めて「ほっぺでcafeごはん」を開き、親子らが気兼ねなく昼食を楽しんだという。
 今月11日にも開催し、市内の焼き肉店「こさる」の特製弁当を有償提供した。子どもたちに離乳食などを食べさせた後、母親らは焼き肉弁当を堪能。自身も幼い子を育てるカフェ部の矢田由紀子さん(42)は「自分もそうだが、外食は『迷惑じゃないかな』と気になる。ここなら母親同士で助け合いながらゆっくりごはんが食べられる。まずは月1回開催を目標に継続していきたい」と話している。
 活動案内や参加申し込みはホームページや写真共有アプリ「インスタグラム」、無料通信アプリLINE(ライン)で。弁当代と100円の利用料が必要。ほっぺTEL090・3827・4483

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