仕掛け絵本でクリスマス気分　心温まる100冊展示　相生の「ゆう風舎絵本図書館」

　クリスマス気分を一足早く味わえる仕掛け絵本展「ウインターストーリーコレクション」が相生市矢野町榊の「ゆう風（ふう）舎絵本図書館」で開かれている。サンタやトナカイを題材にした心温まる約１００冊は、ページをめくると人物や風景が、立体的に飛び出す。２４日まで。（豊田　修）

　ゆう風舎は３２年前、元美術教諭の高原通人（みちと）さん（７０）がカフェと絵本図書館、雑貨ショップを兼ねて開業。夫婦で収集した世界の絵本約１７００点を所蔵している。今回は、手の込んだ仕掛け絵本の魅力を知ってもらおうと企画した。
　会場には、国内のほか仕掛け絵本の本場という欧米などの絵本も。鮮やかに飾られたツリーや、パーティーを楽しむ人々など、厚紙で作られた仕掛けが次々に飛び出す。雪だるまのパペットが付いている表紙や、クリスマスソングが流れる仕掛けなど、読者を楽しませる工夫が随所に光る。「雪の女王」や「くるみ割り人形」など古今の名作があり、親子で楽しめる。
　一部は販売している。午前１０時～午後４時。入場にはドリンク券の購入が必要。水曜日と８、２２日は休館。ゆう風舎ＴＥＬ０７９１・２９・１２８５