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木版の19世紀 |
2025年09月13日~2025年11月24日
西宮市|酒ミュージアム(白鹿記念酒造博物館)
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歌舞伎役者を描いた錦絵などが並ぶ会場=西宮市鞍掛町
和本や錦絵 19紀の出版文化紹介
木版印刷が主流だった19世紀の出版文化を紹介する作品展「木版の19世紀」が、西宮市鞍掛町の酒ミュージアム(白鹿記念酒造博物館)で開かれている。明治時代に描かれた美人画ポスターや滑稽本など約90点が並ぶ。11月24日まで。
江戸時代になると、庶民の間で和本や錦絵が流通した。このため、江戸末期から明治時代にかけての19世紀は、木の板に文字や絵柄を彫り、墨や絵の具を塗って紙に刷る木版印刷の技術が広がったとされる。
作品展では、商売の基本的な知識をまとめた「商売往来」や、酒に酔うとつい出てしまう酒癖を面白おかしく記した「津きぬ泉」などの和本を紹介。作品のどこかに必ず月を描く浮世絵師、月岡芳年による作品も展示している。「西遊記」の主人公・孫悟空が巨大な満月を背景に描かれた作品もある。
錦絵には当時人気だった歌舞伎役者の姿が描かれ、江戸時代に頻発した火事を火消しする様子や、同時代のお家騒動を扱った作品などもある。
同ミュージアムの担当者は「面白いものから真面目なものまで、木版の多彩な内容を見てもらい、19世紀の文化の幅広さを感じてもらえればうれしい」と話している。
午前10時~午後5時。火曜日休館。一般・高校生500円、中・小学生250円。小学生未満は無料。(潮海陽香)
INFORMATION
- イベント名
- 木版の19世紀
- 開催期間
- 2025年09月13日~2025年11月24日
- 開催時間
- 午前10時~午後5時。火曜日休館
- 開催場所
- 酒ミュージアム(白鹿記念酒造博物館)
住所西宮市鞍掛町 - 料金
- 一般・高校生500円、中・小学生250円。小学生未満は無料
- URL
- https://sake-museum.jp/
更新日:2025/11/11
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