漫画家根本さん作品展　即興「注文色紙」も

　国内外に熱狂的なファンを持つ漫画家・根本敬さんの作品展「晩秋の根本敬まつり」が２０～２５日、神戸市中央区元町通１の古書店・ちんき堂である。
　根本さんは東京都出身。水木しげるさんや湯村輝彦さんから影響を受け、１９８１年に漫画誌「ガロ」でデビューした。ヘタウマブームを担い、現代アート界でも注目を集める。小説「果因果因果因（がいんがいんがいん）」、廃盤レコードガイド「ディープ歌謡」など漫画以外の著作も多い。
　「まつり」は２０１３年から続けており、リクエストされたテーマを即興で描く「注文色紙」（１万円）には常連も多い。根本さんは「ちんき堂に照準を合わせておけばブレはしない。だから重要」とし、会期中は常駐する。
　店内には、新作のキャンバス画やドローイングを展示するほか、キャラクターグッズやオリジナル編集のＣＤなどを販売する。入場無料。正午～午後８時。ちんき堂ＴＥＬ０７８・３３２・３０３６
（田中真治）