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ワイン飲みながらピアノ楽しんで、住宅地のサロンで演奏会 スタインウェイ使用「若手活躍の場を」 |
更新日:2022年12月16日
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演奏者と身近な距離感が味わえるピアノ演奏会「サロン・ド・メランテ」=神戸市中央区熊内町2
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「サロン・ド・メランテ」の第1回演奏会でスタインウェイを奏でたピアニストの坂口航大さん=神戸市中央区熊内町2
神戸・布引に近い住宅地にある美容院「ヘア・タカシ」(神戸市中央区熊内町2)に併設された音楽サロンが、ピアノ演奏会「サロン・ド・メランテ」を始めた。ワインを飲みながらクラシックが聴ける演奏会。日本の室内楽をけん引してきた「日本テレマン協会」の音楽監督、延原武春さん(79)=同市中央区=が企画し、自身のスタインウェイを使う。「若手が活躍できる場を広げたい」と話している。(津谷治英)
延原さんは1963年、テレマン・アンサンブル(現日本テレマン協会)を創設。国内屈指の室内楽団に育て上げ、指揮者、音楽監督としてバロック、古典派音楽にこだわってきた。サロン形式もその一つ。
18、19世紀の欧州では、貴族らが音楽文化を育て、食事会、お茶会のサロンに楽団を招いた。「ピアノの詩人」と称されるショパンもサロン演奏が主体だった。大ホールと違い、「客席と舞台の距離が近く、奏者の表情、息づかいまで伝わったはず」と延原さん。
その魅力を現代に再現したのが「サロン・ド・メランテ」。今春、美容院が空きスペースを利用して開設したユニークな音楽サロンを会場にした。客席は35と小規模で、有望な若手を招き、延原さんが所蔵する1929年製の名器スタインウェイを弾いてもらう。ワインと簡単なおつまみも提供する。
近くには昭和初期に神戸の文化を支えた南蛮美術館(現・神戸市文書館)の建物や、竹中大工道具館がある。延原さんは文化色の濃い土地柄にも着眼。「音楽文化を育てる拠点にしたい」と構想する。
11月の第1回は、京都市立芸術大大学院出身で、ドイツのミュンヘン音楽大大学院を首席で修了した坂口航大(こうた)さん(28)が出演。ショパンの名曲を披露した。「客席が近いので緊張した。でも演奏の合間に観客の柔らかい表情を見て、リラックスして弾けました」と満足そうだった。
京都から来た女性(51)は「ワインもおいしかったし、気構えずに聴けた。クラシックが初めての人も気楽に楽しめる」と話していた。
第2回は12月20日午後6時半から、KOBE国際音楽コンクール優秀賞の実績を誇る南部実子さんが出演する。3千円(ワイン付き)。日本テレマン協会TEL06・6345・1046








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