黒枝豆の収穫出荷体験、寄席… 三田のまちが丸ごと博覧会場に

2021/10/27 05:30

パンフレットやのぼりで「さんだまち博」をPRする市職員=三田市三輪3

 兵庫県三田のまち全体を博覧会場に見立て、さまざまな体験イベントを開催する「さんだまち博」が30日から市内各地で始まる。農村、市街地、ニュータウンと三つの地域の特色を生かし、人と人の交流を通じ、新たな三田の魅力を市民に見つけてもらう。(土井秀人) 関連ニュース 秋の味覚「丹波篠山黒枝豆」販売解禁 待ちわびたファンら行列 高温少雨が影響、例年より2日遅れ 特産「黒大豆枝豆」の詰め放題、お菓子まき… 三田・郷の音ホールで21日「観光と味覚まつり」 丹波篠山の特産「黒枝豆」10月7日解禁 秋の味覚、大粒で甘み強く


 5月に策定した観光ビジョンに基づく取り組みで、市と市観光協会が主催。実施する11のプログラムでは、それぞれ複数の要素を掛け合わせた。
 例えば「貨客混載」と「黒枝豆の収穫」。高平地区で黒枝豆の収穫・出荷体験後、直売所「パスカルさんだ」へ青果を運ぶ貨客混載バスに乗車。パスカルさんだで販売する様子も見学する。
 「古民家」「落語」「食」もある。町屋の「三田ほんまち交流館 縁」で、三田出身の落語家・桂三語さんの寄席を開催。お弁当は地元の「割烹 未(み)かん」が用意し、市内唯一の造り酒屋「岡村酒造場」の土産もある。
 里山暮らしの体験や、ゴルフ場で行うノルディックウオーキングなどもある。市の担当者は「三田には『これ』といったキラーコンテンツはないが、少しひねると魅力的な観光資源がたくさんある。遠くに行かなくても、地元にいいところがあると市民に知ってもらいたい」とする。
 まち博は11月28日まで。事前予約が必要で、既に定員が埋まったイベントもある。市まちのブランド観光課TEL079・559・5012

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