引退したパッカー車が20倍の値段に ネットオークションに出品、業者が落札 三田市

2022/08/27 05:30

落札されたパッカー車(三田市提供)

 兵庫県三田市は使わなくなったパッカー車(ごみ収集車)3台をインターネットオークションに出品したところ、1台が最低価格の20倍となる200万円で落札されたと発表した。残る2台は落札者が「辞退」したため、再度出品するという。 関連ニュース パッカー車3台ネットオークションに 「需要ある」三田市が高値の落札期待する理由とは 「はしご車」のオーナーになれる? 三田市が出品 公用車ネットオークションに「働く車」ずらり 市民の安全守ったはしご車 第2の人生は「驚き」のエンタメ界へ

 落札されたのは日野自動車のパッカー車。2006年に初年度登録をし、走行距離は約18万3千キロだった。最低落札価格を10万円で設定し「KSI官公庁オークション」で出品していた。
 ほかの2台も同時に出品。いずれも三菱ふそうトラック・バス製で、1台が07年の初年度登録で走行距離約27万2千キロ、もう1台が08年の初年度登録で走行距離約25万キロだった。最低落札価格は同じ10万円とし、24、25件の入札があったが、同じ業者が落札後に辞退を申し出たという。現在の三田市の規定では、決定後に辞退しても罰則などはなく、業者名は公表しないという。
 市の担当者は「辞退は想定しておらず、ルールを決めていなかった。今後は、サイトに問い合わせるなどしながらルールを定めていきたい」とした。(土井秀人)

神戸新聞NEXTへ
神戸新聞NEXTへ