赤穂城の御城印 赤穂高書道部員の作品を採用

2021/04/29 05:30

赤穂城の御城印に作品が選ばれた原田侑奈さん=赤穂高校

 国指定史跡で日本100名城に選ばれている赤穂城(兵庫県赤穂市上仮屋)の御城印(ごじょういん)が完成した。赤穂城の文字には、赤穂高校(同市海浜町)書道部員の作品を採用した。JR播州赤穂駅2階の観光情報センターで販売している。 関連ニュース 日本遺産PRへポストカード 赤穂城、夜の坂越湾…限定各500枚、市内の施設で無料配布 「赤穂城跡」防備の要・二之丸門の位置推定 市教委、13日に現地説明会 浅野家3代に焦点当てた特別展 長直から忠臣蔵の長矩まで、ゆかりの68点展示 赤穂市立歴史博物館

 赤穂市制70周年記念事業として赤穂観光協会が企画した。御城印集めがブームとなる中、赤穂城についても観光客からの問い合わせが多く、赤穂高の書道部に協力を依頼した。
 部員たちは2月ごろ、各自の作品を黒板に張って互いに評価。3年の原田侑奈(ゆな)さん(17)の書を全員一致で推薦作に決めた。原田さんは小1の頃から書道教室に通っていたといい、「うれしい」とはにかむ。部長の黒田真央(まお)さん(17)は「緩急があって、はっきりと見やすい」と推す。
 御城印には忠臣蔵を象徴するギザギザの雁木(がんぎ)模様や浅野家と大石家の家紋などもあしらった。
 1枚300円(1人2枚まで)。購入すると、市制70周年のシンボルマークなどがデザインされたステッカーも付く。
 赤穂観光協会TEL0791・42・2602
(坂本 勝)

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