梅雨の田園彩るアジサイ 神河で8000株が満開間近

2021/06/18 05:30

山あいを彩るアジサイ。来週には見頃を迎える=神河町猪篠

 アジサイで地域の活性化に取り組んでいる兵庫県神河町猪篠(いざさ)地区で、約8千株が見頃を迎えつつある。山あいのあぜ道には約1メートルおきにアジサイが植えられ、ピンクや白、青の花が梅雨時の田園を彩っている。 関連ニュース 玄武洞彩るアジサイ復活 住民らが4年かけて手入れ 池に浮かぶアジサイ たつの・世界の梅公園、華やかに演出 梅雨の季節に彩り 神戸・森林植物園アジサイ見頃

 同地区で一部の住民が植え始めたところ好評だったため、地区全体に広げようと2010年に「いざさ“あじさいクラブ”」が結成された。メンバーたちは挿し木や草刈り、翌年に向けての花落としなどの作業を続けてきた。
 17年からは神崎農村公園ヨーデルの森が特別会員となり、スタッフが管理に協力しながら地域のPRも担っている。親子3人で散策に訪れた同町の会社員男性(32)は「毎年来ているが、いつもきれい。子どもといい散歩になった」と話していた。
 同クラブの西畑強会長(74)によると、例年よりも1週間ほど遅く咲いているため、ピークは来週の見込み。「場所によっては7月初めまで楽しめそう」という。ヨーデルの森TEL0790・32・2911
(吉本晃司)

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