甘み爽やか、希少「矢野メロン」 今年も店頭に

2021/06/27 05:30

収穫が始まった矢野メロン=相生市内

 兵庫県相生市矢野町の特産品「矢野メロン」の収穫が始まった。生産数が約4千個と少なく、2週間ほどしか流通しない、希少な夏の味覚は、27日から相生市内の道の駅あいおい白龍城や、羅漢の里で売り出される。 関連ニュース 56品種のブルーベリー、食べ頃に 「食べ比べてお気に入り見つけて」 甘みたわわ 手触り滑らか 川西で桃の収穫始まる 色とりどりモザイクの大地 淡路島でタマネギ収穫ピーク

 「JA兵庫西矢野メロン部会」に所属する農家7戸が栽培する。爽やかな甘みとジューシーな果肉が魅力で、サイズに応じて1個520~1620円と値段も手頃。各施設で売り出されるや午前中に完売する人気を誇る。
 種まきから栽培、収穫、発送まで各農家が担い、1玉ずつ、生産者名を記して出荷する。今年は開花期に長雨が重なり、受粉がうまくいかなかった木もあったため、生産数はやや少なめ。農家の男性(71)は「木に一つしか実らなかったメロンは大きくなり、糖度も十分」と話した。
 JA兵庫西西播磨営農生活センターTEL0791・52・2224
(伊藤大介)

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