秋の佐用を自転車で満喫 毎年恒例の「いなちくロングライド」、縮小して開催

2021/11/18 05:30

平福地区の歴史的な街並みを楽しみながら快走する参加者=佐用町平福

 兵庫県佐用町内でサイクリングを楽しむイベント「いなちくショートコース」がこのほど、同町佐用の町役場を発着点に開かれた。参加した愛好家約30人は、色づき始めた木々や白く輝くススキ、宿場町の街並みなど沿道の見どころを満喫しながら快調にペダルをこいだ。 関連ニュース 姫路・鳥インフル 動物園などウイルス遮断の対応追われる 消毒、催し中止 姫路で発生の鳥インフルエンザ、「H5N1型」の高病原性と確認 コウノトリを公開エリアから移動 鳥インフル予防で「郷公園」 来園者を通した感染も警戒

 「因幡街道・千種川ロングライド」の代替として開催。「いなちく」の愛称で知られる秋の恒例行事だが、新型コロナウイルス禍で2年連続の中止となったため、コースの一部を使い、人数を制限した上で開いた。
 午前9時ごろ、一斉にスタートした参加者は、千種川沿いを北上し南光ひまわり館(同町船越)などに立ち寄り、休憩を挟みながら46キロのコースを約4時間半かけて駆け抜けた。
 同町平福のレストラン「KUMOTSUKI(くもつき)」前では、イベントに合わせてマルシェも開催。名物の「ホルモンうどん」や「しかコロッケ」などが振る舞われ、参加者も地元のグルメに舌鼓を打っていた。
 競技歴3年の男性(45)=神戸市西区=は「アップダウンも少なく走りやすい。景観も良くて楽しいコースだった」と笑顔を見せた。(森下陽介)

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