パソコン修理費「現金じゃ駄目」特殊詐欺疑い、電子マネーの購入阻止 相生のローソン
2021/12/05 05:30
署長感謝状を受け取った中井竜平さん(右)と竹田律子オーナー=相生署
特殊詐欺の被害を未然に防いだとして、兵庫県警相生署はローソン相生真広店(相生市矢野町真広)に署長感謝状を贈った。
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11月8日に高齢の女性が来店し、店員の中井竜平さん(33)に電子マネーカードの購入方法を尋ねた。「パソコンの修理費に3万円必要」「現金じゃ駄目と言われた」などと話したため、特殊詐欺を疑い、購入を思いとどまらせた。
同署によると、女性がパソコンを操作していたところ、不具合を検出したという趣旨の画面が突然表示され、画面上の問い合わせ先に連絡すると電子マネーを要求されたという。
感謝状を受け取った中井さんは「特殊詐欺が日常的に起こっているのだと実感した。注意を払って声掛けを心掛けたい」と話した。
相生署管内では今年1~9月までに特殊詐欺の予兆電話が30件あり、前年同期より12件増加。うち架空請求で1件15万円の被害があったという。(地道優樹)