たつの「西宮山古墳」から出土の土器 京博で特集展示

2022/01/26 05:30

京都国立博物館で展示されている「台付装飾壺」。たつの市の西宮山古墳から出土した(同館蔵、たつの市提供)

 兵庫県たつの市龍野町日山の「西宮山古墳」から1954年に出土した土器など67種類の資料が、京都国立博物館(京博)で「後期古墳の実像 播磨の首長墓」として特集展示されている。大半が国所有で、資料価値が高いという。展示は2月13日まで。 関連ニュース 古代の西宮に思いはせ 再整備中の中央運動公園で発掘調査、遺構や食器など出土 市民向け説明会 古墳がない丹波・柏原に埴輪工房が? 県文化財保護指導委員の東さんが研究成果を出版「調査の礎に」 郡家古墳で郷土史学ぶ特別授業 淡路・一宮小6年、土器に触れ古代の暮らし想像膨らませ

 同古墳は6世紀半ばの前方後円墳。龍野高校の敷地内にあり、調査はグラウンド工事に伴って実施された。
 発掘作業は当時の生徒も手伝い、今回の展示品の一つとなっている「台付装飾壺(つぼ)」などが見つかった。高さ約37・5センチの須恵器で、相撲を取る力士と行司のような小像が取り付けられている。龍野ゆかりの相撲の始祖・野見宿禰(のみのすくね)を連想させる土器として注目されたが国所有となり、当時の龍野高関係者は残念がったという。
 2019年には龍野歴史文化資料館に出土品が一時的に里帰りし、初めて一括展示された。新宮義哲館長は「地元でも知る人が少なくなった古墳。京博で展示されることで、あらためて全国の考古学ファンに知ってもらえれば」と期待している。
 1月29日午後1時半から、京博の古谷毅研究員による講演もある。定員100人(当日整理券配布)。会期中は月曜休館。京博テレホンサービスTEL075・525・2473
(直江 純)

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