行方不明者をわずか5分で発見、警察犬「ヤルク号」表彰 後輩の「クレバ号」と出動、面目保つ たつの署
2022/03/17 05:30
表彰される警察犬「ヤルク号」と長谷川数眞巡査長(右)=たつの署
兵庫県警たつの署は、行方不明者を捜索開始からわずか5分で発見した県警鑑識課の警察犬「ヤルク号」に署長感謝状を贈った。一時失踪した後に活躍して有名になった後輩「クレバ号」と同時に出動したが、先輩としての面目を保った。
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2月23日夜、たつの署管内で女子中学生が行方不明になり、午後8時ごろから署員が捜索したが発見に至らず、午後11時半ごろに警察犬2頭が合流。自宅から二手に分かれて捜し始めると、ヤルク号がにおいをたどって近くの公園にたどり着き、中学生を無事保護した。
ヤルク号はジャーマンシェパードの雄8歳。13頭いる警察犬の中ではベテランで、表彰は7回目という。2年間、コンビを組む長谷川数眞(かずま)巡査長(29)は「10歳ごろで引退する犬が多いので、最後まで活躍してもらいたい」と頭をなでていた。(直江 純)