給食揚げパン、児童が割ったら15ミリの針見つかる 製造機器の部品が混入 赤穂

2022/05/26 20:21

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 兵庫県赤穂市立小学校で給食の揚げパン1個に金属片(長さ約15ミリ、太さ約1ミリ)が混入していたことが26日、市学校給食センターへの取材で分かった。点検したところ、納入業者がパンを成形するのに使う機器で部品のピンが破損していた。折れて混入したとみられる。児童が食べる前に気付き、健康被害などはないという。 関連ニュース 給食サラダにクモの死骸 児童が食べている途中に気付く おにぎり、唐揚げ…学校給食、調理師ら持ち帰り 「常習、看過できない」部下が相次ぎ退職、休職 「マーガリンは毒なので食べません」生徒の一言がSNSで議論に

 同センターや学校によると19日、給食を配膳後、児童が金属片を見つけた。「パンを割って食べようと思って気付いた」と話しているという。
 週1回の「パンの日」に当たり、業者が納入したコッペパンをセンターで揚げ、砂糖をまぶして学校に配送していた。センターは対応マニュアルに基づき、県教委などに報告した。学校は保護者にメールで概要を連絡した。
 センターは、破損したピンと混入した金属片の断面が一致したとし「安全安心の確保に向け、点検を徹底する」とおわびした。

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