「何に使われるのですか」 電子マネー購入の高齢男性に声かけ ローソン店長が詐欺被害を防止

2022/06/15 05:30

感謝状を受け取る竹下真由美さん=福崎署

 詐欺被害を未然に防いだとして、兵庫県警福崎署は、ローソン神崎粟賀店(同県神河町粟賀町)の竹下真由美店長に感謝状を贈った。 関連ニュース 【写真】パソコンに表示される警告画面 「詐欺?わしはそんなんかからへん。はよせえ」動揺した様子に… 高齢者の被害防いだJA担当者 「50億円当選」詐欺と納得せぬ男性、警官と説得続け入金防ぐ 信金係長、2度目のお手柄

 同署によると、5月21日正午ごろ、高齢男性が来店し、電子マネー5万円分を購入しようとした。店内にいた竹下さんが不審に思い、「何に使われるのですか」と尋ねると「パソコンの修理」と答えたため「振り込め詐欺かもしれないですよ」と声をかけ、110番。同署員が駆け付け、男性の自宅のパソコン画面を確認したところ、詐欺と判明した。
 男性は「何も考えず信じてしまった」と話し、家族と一緒に感謝しているという。竹下さんは「当然のことをしただけだが、被害を防げてよかった」と話していた。(吉本晃司)

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