ホルモン焼きうどん対決、兵庫・佐用勢は岡山・津山勢に惜敗 味比べ3本勝負、最終戦で300食完売競う

2022/11/03 21:10

ホルモン焼きうどんに愛情を込め、鉄板に向かう佐用勢=佐用町佐用

 ご当地グルメに「ホルモン焼きうどん」を掲げる兵庫県佐用町と岡山県津山市の有志による味比べ3本勝負の最終戦が3日、同町佐用であった。対戦成績1勝1敗で迎えた最終戦は300食を完売する早さを競い、津山勢が佐用勢を6分差で振り切って勝利した。(真鍋 愛) 関連ニュース 【写真】店ごとに異なるこだわりのつけだれで味わう佐用ホルモンうどん 【写真】たれを絡ませて焼き上げる津山ホルモンうどん 「ホルモンうどん」味比べ対決、佐用は黒星発進 100食提供、津山に遅れるも「味では負けぬ」


 畜産業が盛んだった両市町では、ホルモンうどんがソウルフードとして定着。佐用では別添えのたれに麺や具材を漬けて食べるが、津山では調理段階でたれを絡めて炒めるなど、作り方や味付けが異なる。
 勝負は地域活性化を狙い、有志が企画した。初戦は100食を先に売った津山勢が先勝。2日間で500食を売る2戦目は、2分差で佐用勢が勝利した。
 最終戦は、午前10時の開始直後から行列が絶えなかった。佐用勢は一時、津山勢に50食の差をつけられる苦しい展開に。14食差まで追い上げて粘ったが、同11時3分、津山勢が先に完売。地元での勝利を逃した。
 佐用勢の北村広樹さん(49)は「最善を尽くしたが津山勢が勝(まさ)った。またリベンジする」とし、「次は鳥取のホルモン焼きそばにも参加してもらうなど、関係団体でますます地域を盛り上げたい」と熱く語った。

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