次世代の乗り物やサービスを体験 上郡でイベント

2019/12/05 19:55

小型の自動運転車に試乗する小学生ら=上郡町光都2

 次世代の乗り物やサービスを体験する「スマートシティ・ラボ」(兵庫県主催)が5日、播磨科学公園都市の光都プラザ(同県上郡町光都2)などで始まった。自動運転のマイクロバスが公道を走るとともに、小型電動自動車や電動キックスケーターの試乗があった。9日まで。 関連ニュース 姫路で新型コロナに28人感染 1人死亡 コロナ自宅療養者の在宅医療実施へ 保健師巡回、医師の診察も 姫路 空へまっすぐ伸びる「逆さつらら」 専門家も驚きの珍現象、道路標識支柱に出現

 大型放射光施設スプリング8など最先端の技術が集まる同都市では、地域交通の利便性向上を目指し、県などが自動運転の実験を重ねている。
 マイクロバスの上部には、赤外線を使って360度の画像を集めるセンサーが付いており、搭載された人工知能(AI)が周辺の対象物を識別。運転席にはアクセルやブレーキ、ハンドルは付いているが、基本的に操作なしで自動走行する。
 この日、参加者らを乗せたバスは、約6キロのコースを時速30~50キロで1周。播磨高原東小6年の女児(12)は「最初は少し不安だったけど、走りだしたら意外と平気」と話していた。
 このほか、敷地内を自動運転で走る小型の電動自動車、電動キックスケーター、バランスボードの試乗があり、地域住民らが興味深そうに体験していた。
 6~8日には、ドローンなどを用いた遠隔診療、搬送の実演があり、8日午後0時半からは、次世代のスマートシティーの在り方を考えるフォーラムもある。(勝浦美香)

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