新型肺炎で9日のイベント中止 昨年1万8千人来場の人気催し 伊丹

2020/02/03 19:56

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 新型コロナウイルスによる肺炎の拡大を受け、伊丹市内で2月9日に同時開催される予定だったイベント「白雪蔵まつり」と「わっしょい! 冬の元気まつり」の中止が決まった。3日、主催者が発表した。市内外から多くの来場者が見込まれ、公衆衛生上、自粛すべきと判断したという。 関連ニュース 医療用マスク品薄で納入厳しく、病院や救急現場に困惑と不安 注文、通常の100倍も マスクない時どうすれば? 基本的な感染予防策 手洗い、アルコール消毒、マスク…新型肺炎には「過度に恐れず、予防を徹底」

 「白雪蔵まつり」は、清酒発祥の地をPRしようと毎年開かれ、地ビールやお酒などを販売する。近くで開かれる「元気まつり」もダンスの披露や飲食の出店などがあり、昨年は両会場で計約1万8千人の人出でにぎわった。
 蔵まつりを主催する小西酒造はイベントの延期も検討したが、感染拡大が沈静化するめどが立たないと判断した。担当者は「せっかく来てくれた人を不安にさせてはいけない。残念だが、やむを得ない」と話している。(伊丹昭史)

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