神戸の男性「下りてよかったのか心配」 クルーズ船下船、1カ月ぶりの帰宅

2020/02/22 09:19

【資料写真】神戸港に入港したクルーズ客船「ダイヤモンド・プリンセス」=2015年5月、神戸市中央区新港町、神戸ポートターミナル

 クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の新型コロナウイルス集団感染で、21日午前に下船した神戸市西区の男性(66)は約1カ月ぶりの帰宅に「やっと帰ってきた」と安心する一方、「感染の不安は残る」と複雑な胸中を語った。 関連ニュース 中学の女性教員が感染、千葉市 教育現場に拡大か、連休明け休校 マスクない時どうすれば? 基本的な感染予防策 新型肺炎は拡大期に 災害医療フォーラムで緊急特別講演 神戸

 男性は休暇を利用し、1月20日から夫婦で乗船。今月16日の検査で陰性が確定し下船が許可された。男性は「船を下りたかったが、海外の報道などを見ると、本当に下りてよかったのか心配」と打ち明ける。
 感染判明から乗客の隔離まで数日かかったことやウイルスの検査方法などを挙げ「頑張って対応してくれていたが、いろいろな問題がある。検証し次に生かしてもらいたい」と求めた。

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