伊丹市長、県が未公表の感染者情報をSNSで発信

2020/03/07 15:14

伊丹市の藤原市長がフェイスブックに投稿したコメント

 新型コロナウイルスに感染したとして、兵庫県が6日に発表した宝塚健康福祉事務所管内(宝塚、三田市)の40代女性について、同県伊丹市の藤原保幸市長が、自身の会員制交流サイト(SNS)で住まいを「三田市」と明記していたことが分かった。県は詳しい住居地を明らかにしていない。 関連ニュース 神戸市長のツイッター「暴き立てて何になる」に批判相次ぐ 感染者の行動巡り 新型コロナ感染者、神戸の生命保険会社コールセンターに勤務 アフラックが発表 新型肺炎、西宮で新たに1人 50代の女性 大阪のライブ訪れる 兵庫県内6人目

 藤原市長のフェイスブックは6日夜に更新され、「兵庫県内で西宮市、神戸市、福崎町に続き、今日になって姫路市、三田市、川西市でも新型コロナウイルス感染者の発生が確認されました」と書かれている。
 県は6日、県内で新たに4人の感染が確認されたと発表。川西市については「伊丹健康福祉事務所管内」(伊丹市、川西市、猪名川町)にとどめたが、川西市が「市民への説明責任を果たせない」と独自に発表を決めた。三田市は「県の動きを待っているので、今は何も答えられない」としている。
 県によると、女性はパート職で、2月19日に大阪市北区のライブハウス「Soap opera classics Umeda」であったコンサートに参加していたという。(山脇未菜美)
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