神戸の女性保育士が感染 東灘の認定こども園勤務

2020/03/09 22:53

神戸市役所=神戸市中央区

 神戸市は9日夜、同市東灘区の認定こども園に勤める保育士の50代女性が新型コロナウイルスに感染したと発表した。兵庫県内で保育士の感染が確認されたのは初めて。市によると、女性は軽症といい、勤務先のこども園は10日から2週間休園する。 関連ニュース 公園での遊び「大きな危険性なし」 県疾病対策課 もし家族が新型コロナに感染したら? 家の中で気を付けること 予定外登校で混乱、体温調べ自習 一斉休校、対応追われる

 同市内の感染者は、9日午前に確認された兵庫区役所の派遣職員の40代女性に続いて4人目。
 50代女性は3日から発熱が続き、8日に市内の医療機関を受診。肺炎の症状も見られたことから、9日に同市環境保健研究所で検体を調べ、陽性と判明した。現在は市内の感染症指定医療機関に入院している。市は行動歴などについての聞き取りを進め、感染経路を調べる。
 市によると、50代女性は同市東灘区の「聖ニコラス天使園」に勤務。クラスを受け持ってはいないが、園児との接触はあったという。7日はマスクを着けて勤務し、9日は休んだ。
 市は今後、園児106人と他の職員49人に体調不良者がいないかなどを確認する。
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