県副知事に荒木氏再任へ 井戸知事が県会に打診
2020/03/12 12:50
荒木一聡氏
兵庫県の井戸敏三知事は12日、3月末で1期目の任期満了を迎える荒木一聡副知事(64)を再任する方針を固め、県議会に打診を始めた。開会中の定例県議会最終日の25日に人事案件として追加提出し、同意される見通し。
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荒木氏は早稲田大卒。1978年に県職員に採用され、財政課長や企画調整局長、企画県民部長、公営企業管理者などを経て、2016年4月に副知事に就任した。
県財政の安定化や、人口の転出超過の解消を目指し20年度から始まる「第2期地域創生戦略」の推進などに向け、荒木氏の経験や手腕を引き続き県政に生かす狙いとみられる。
県の副知事は現在、荒木氏に加え、10年4月に就任し、3期目に入った元総務官僚の金沢和夫氏(63)との2人体制。(井関 徹)