桜と遊ぶアシカ、昼寝のパンダ… 新型コロナで休園中、動物園の今

2020/04/14 19:28

桜の花びらが浮かぶプールを泳ぐカリフォルニアアシカ=14日午後、神戸市灘区王子町3

 子どもたちに人気の動物たちは元気にしているだろうか-。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言が出された影響で、5月6日まで臨時休園中の神戸市立王子動物園(同市灘区)。様子が気になり、特別に園内をのぞかせてもらった。 関連ニュース 「おっさんくさい」寝相にくぎ付け! 神戸の人気者コアラ 木にもたれて「ふぅ、ひと休み」 体形もチャーミングなおばあちゃんパンダ フワフワの忍者?“希少もふもふ”仲間入り 神戸どうぶつ王国に世界最古のネコ

 桜の名所としても知られる同園。満開だったソメイヨシノはまるで春を惜しむかのように少しずつ散り始めている。
 園内に入ると、フラミンゴがにぎやかな鳴き声で出迎えてくれた。繁殖の時期を迎えて数羽が抱卵しており、ひなの誕生が待ち遠しい。
 桜の花びらを浮かべたプールではカリフォルニアアシカが気持ちよさそうに泳ぎ、キリンは首を伸ばして枝先に残る桜花をめでていた。ジャイアントパンダやホッキョクグマは日陰でのんびりと昼寝をするなど普段と変わらぬ動物たちの愛らしい姿に、しばし気持ちが和んだ。
 通常なら春の行楽シーズンを迎えてにぎわう園内。同園は「一日も早く再開できることを願っています」と大勢の来園を心待ちにしていた。(斎藤雅志)
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