コロナ内定取り消し、失職を救済 県が職員採用へ
2020/04/27 21:54
兵庫県庁=神戸市中央区下山手通5
兵庫県は27日、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で就職の内定を取り消された学生や雇い止めになった人らを、非常勤職員として採用する活動を始めた。採用予定は100人で、任期は来年3月末まで。大型連休明けに試験を行い、5月18日から働いてもらう。
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兵庫県内では、神戸市が内定を取り消された学生や卒業生を対象に、同様の制度を設けている。
県の制度の対象は、本年度の内定を取り消された学生や、今年2月以降に雇用を打ち切られた失職者。県内に居住地や帰省先がある▽県内の大学、短大などに在籍あるいは卒業した▽直近の勤務先が県内にある-ことが条件。
県庁や各地の県民局などで事務職として、週4日勤務する。給料は地域や職務経験などで異なるが、いずれも15万円前後で、期末手当(ボーナス)や交通費も支給する。
県の担当者は、「苦労されている方の生活安定を図り、就職につなげてもらいたい」と話す。
県のホームページや県庁などで用紙を入手し、5月8日までに申し込む。同12日に県庁周辺や各県民局などで面接試験を行い、同14日に結果を発表。県人事課TEL078・362・3077
(藤井伸哉)
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