医療者応援ファンド 支援金3億円16病院に配分 神戸市

2020/05/14 06:30

神戸市役所=神戸市中央区

 神戸市は13日、新型コロナウイルス感染症に関わる医療従事者を支援する「こうべ医療者応援ファンド」に寄付のあった3億円を、市内16カ所の医療機関に配分すると発表した。主に手当として支給することを想定。15日から順次届ける。 関連ニュース 新しい日常「教卓のアクリル板」 授業に備え飛沫対策 新緑の山上にぎわう 六甲山の観光施設が再開 留学生対象に有償ボランティア 神戸市、支援団体にも助成

 公益財団法人「こうべ市民福祉振興協会」が管理し、4月24日~5月12日午前8時に、個人や企業から964件、3億1055万2559円が寄付された。うち1億円は、楽天の三木谷浩史会長兼社長からだった。
 配分は、新型コロナの入院者数や重症者数、PCR検体採取数などに基づき、有識者6人による委員会が決定。医療機関の名称や使途は、約2カ月後に報告を受けた上で、公表するという。寄付は継続して募る。
 久元喜造市長は「短期間に多額の支援を実際に医療機関に渡すことができる。心から感謝申し上げる」と述べた。(石沢菜々子)
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