解体撤去される淡路の巨大観音像 ドローンで撮影

2020/06/24 18:12

大阪湾を向いて立つ世界平和大観音像=淡路市釜口(小型無人機で撮影)

 兵庫県淡路市釜口の国道28号沿いに立つ「世界平和大観音像」。間近に大阪湾を望むのどかな田園風景の中で、台座を含めた高さ約100メートルの白い巨像は不思議な雰囲気を醸し出している。 関連ニュース 高さ100m、放置状態の巨大観音像から男性飛び降り自殺か 兵庫・淡路島 淡路島の巨大観音像解体へ 近畿財務局、老朽化進み 強風で外壁の穴が拡大か 淡路の世界平和大観音像

 同市出身の所有者はすでに亡くなっており、現在は財務省近畿財務局が管理。荒廃が進み、2022年度までに解体撤去される予定だ。
 神戸新聞社は解体工事が始まるのを前に、小型無人機(ドローン)を使って撮影。外壁の崩落状況などを記録した。
 観音像はおだやかな表情を浮かべているものの、頭部の下にある展望スペースや像の腰のあたりに位置する部分の外壁が崩れ、コンクリート片が足下に散乱するなど老朽化が目立っていた。(斎藤雅志、辰巳直之) 

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