兵庫で10~60代の男女5人感染 感染8日連続

2020/07/11 15:49

神戸市立垂水中学校の女子生徒が新型コロナに感染し、会見する神戸市の担当者=11日夜、神戸市役所

 兵庫県や神戸市などは11日、小中学生を含む10~60代の男女5人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内の感染は8日連続で、いずれも軽症か無症状という。県内の感染者の累計は731人になった。死者は45人。(まとめ・竹本拓也) 関連ニュース 西宮の学童保育指導員 2人目のコロナ感染確認 夜間休日診療所の医師感染 患者や看護師らPCR検査へ 東京、3日連続200人台 際立つ都市部、職場・家庭が増加

 神戸市は、同市立垂水中学校の10代の女子生徒の感染を発表した。5日に陽性が判明した30代男性教諭が担当する学年の生徒で、男性教諭の担当科目の授業を受けていたという。同校の感染確認者は2人目。ほかに体調不良などを訴えている生徒らは現時点でいないという。
 女子生徒は9日夜から倦怠感があり、10日以降登校していなかった。校内の濃厚接触者はないとみられる。
 同市教育委員会は、女子生徒と同じ学年の全約200人を17日まで自宅待機とし、同じクラスの生徒約40人と担任教諭については23日までの自宅待機を決めた。PCR検査も実施する。
 芦屋市立小学校に通う10代の男子児童=同市在住=は、8日に感染が確認された同市内の40代女性の家族。男子児童は4日以降登校していないが、同市は11日に校内の消毒を実施した。家族以外の濃厚接触者はないとみられる。
 芦屋市在住の20代の女性会社員は、岐阜県内で感染が確認された患者の濃厚接触者という。宝塚市在住の10代の女性会社員は大阪方面での行動歴があるといい、県が関連を調べている。 このほか、学童保育を担う西宮市立安井留守家庭児童育成センターでは、新たに別の60代の女性指導員の陽性が判明。市は、同じ敷地内の安井小学校の児童63人と指導員11人のPCR検査を9日から始め、11日午前までに計67人の陰性を確認した。残る児童らの結果も12日中に判明する見通し。
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