赤穂の感染者は関西福祉大生 ほぼ無症状で一時通学
2020/07/19 20:18
国立感染症研究所で分離された新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真像(同研究所提供)
関西福祉大学(兵庫県赤穂市新田)の学生で、赤穂市在住の20代男性が新型コロナウイルスに感染したことが19日、同大への取材で分かった。県が18日に発表した感染者の一人で、大阪で感染が確認されていた患者の濃厚接触者という。
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関西福祉大によると、学生が濃厚接触した患者は同大の学生ではなく、赤穂市外在住。患者の陽性が判明したため学生もPCR検査を受け、感染が確認された。ほぼ無症状で、学生は12日まで通学していた。
大学は構内への立ち入りを禁じ、感染拡大を防ぐとともに、接触した恐れのある人には自宅待機を要請した。26日に予定していたオープンキャンパスは取りやめ、オンラインで一部を実施する。感染者や関係者の人権尊重と、個人情報保護にも配慮を求めている。
関西福祉大には、感染症対策の専門家としてメディアでも活躍する勝田吉彰教授が勤めている。
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