兵庫県内では、新型コロナウイルスの新規感染者数が、12~18日の1週間で83人(1日平均11・9人)となり、前の週の4倍弱に上った。陽性率は3・9%、入院患者は71人(中等症以下のみ)で、いずれも3倍近くに増えている。
県内では17日、6月以降で1日当たりの新規感染者が最多となる24人に上り、過去1週間の累計70人(1日平均10人)を超えたことで、独自基準の「警戒期」に入ったと発表した。
県内で感染拡大のピークを迎えた4月上・中旬と比べると、新規感染者数は半数に近づいている。一方、最高で10%を超えた陽性率や入院患者数はいずれも3割弱となっている。
検査数では、民間機関などの検査態勢拡大により、直近1週間は2千件を超えており、感染拡大のピーク時を大きく上回った。(井川朋宏)
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