西宮市が消防職員感染を発表 濃厚接触者11人は自宅待機 新型コロナ

2020/07/28 18:50

西宮市役所=西宮市六湛寺町

 兵庫県西宮市は28日、同市消防局の30代の男性職員1人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。西宮消防署の救助隊員で、24日から発熱があった。感染経路は不明。発症2週間前までの災害出動などで、市民と直接、接触する業務はなかったという。 関連ニュース 兵庫で新たに33人感染 新型コロナ 宝塚阪急、食品売り場の従業員が感染 川重神戸工場でも陽性判明 兵庫・西宮で女子大学生らが新型コロナ感染

 濃厚接触者は、同僚の救助隊員や警防隊員ら11人で、自宅待機としている。同消防署と分署を含めた勤務ダイヤを組み替え、火災や災害への出動態勢を維持する。
 今回、感染が判明した隊員は県外在住で、兵庫県や西宮市が発表する感染者の累計には含まれない。
 西宮市消防局によると、救助隊員の最終勤務は22日朝から23日朝まで。勤務や通勤時は常にマスクを着けるなどの対策をしていた。発症2週間前までに、救急隊員と現場で一緒に活動する機会もなかったという。
 24日に37・6度の発熱があり、医療機関を受診。26日に別の医療機関で検体を採取され、28日にPCR検査で陽性と確定。入院して軽症という。
 このほか、西宮市は28日、同市に住む30~40代の男性3人の感染を発表。このうち、40代の2人は酸素吸入が必要な中等症で、残る30代の1人は軽症という。
 40代の自営業の男性は、22日まで大阪市内の接待を伴わない飲食店で勤務。30代の自営業の男性は、大阪市内で発生した患者の濃厚接触者に当たるという。
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