神戸市がTikTokアカウント停止 懸念受けて

2020/08/04 22:31

神戸市役所=神戸市中央区

 短編動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」を巡り、5月に運営会社「バイトダンス」の日本法人と連携協定を結んだ神戸市が、同アプリのアカウントを停止したことが分かった。市の担当者は「情報流出の懸念が報じられており、市民が安心して利用できる状況になるまで再開しない」としている。 関連ニュース オンライン飲みに、かつおの塩たたき、ローストビーフ… 神戸の居酒屋チェーンが宅配 子ども服「ファミリア」 妊婦さんの悩み、インスタライブで解決 アシックスが「スマートシューズ」開発中 ランナーの“走り”分析、最適トレーニング提案

 同アプリは若者に人気で、自宅で楽しめるコンテンツの提供や若年層に対する神戸の魅力発信を目指して連携協定を締結。同市の公式アカウントはこれまで、王子動物園や須磨海浜水族園などを題材に31本の動画を配信し、約550人のフォロワーがいる。
 市によると、トランプ米大統領が米国内での利用を禁止する意向を示した報道などで、7月末以降、市民から同アプリに対する懸念の声が相次ぎ、8月3日に公式アカウントを停止したという。神戸市と同様にバイトダンスと連携協定を結び、先に情報発信を停止した埼玉県の例も参考にしたとしている。(長谷部崇)

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