台風10号、県内にも影響 倒木に停電、通行止め

2020/09/06 21:42

激しい波のため通行止めになった県道。区域内に住む住民が車を走らせていた=6日午後6時3分、南あわじ市灘(撮影・吉田敦史)

 台風10号の接近に伴い、兵庫県内でも6日午後から風雨に見舞われ、各地で影響が出た。 関連ニュース 台風の暴風対策Q&A 避難情報に注意 自宅が浸水したら 知っておきたい情報まとめ「水害にあったときに」 台風 1号が遅い年は巨大化?

 たつの市新宮町では同日午後、国民宿舎「志んぐ荘」近くで道路脇の樹木が倒れ、道路をふさいだ。けが人はいなかった。洲本市と南あわじ市を結ぶ県道洲本灘賀集線では、一部区間で波が道路を越えたため洲本市由良町由良生石-南あわじ市灘土生間17・5キロが通行止めとなった。
 関西電力によると、同日午後4時までに、2市1町で停電が発生。丹波市で約210軒、三木市と稲美町で計約820軒が停電した。風雨で樹木が電線に接触した可能性もあるという。
 県内を発着する交通機関にも影響が広がった。「ソラシドエア」は同日、神戸空港を発着する那覇便計4便を欠航。7日も午前の1便を除く計3便の欠航を決めた。
 神戸空港と関西空港を結ぶ高速船「神戸-関空ベイ・シャトル」は、6日午後6時以降に神戸空港を発着する計6便の運航を取りやめた。7日は計14便の全便を欠航し、代替バスを運行する予定。

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