変電所の作業ミスで停電 10万世帯が1時間超

2020/09/16 20:00

停電のため信号機が停止した交差点。警察官が交通整理に立っていた=16日午後4時29分、佐用町佐用(撮影・勝浦美香)

 16日午後3時半ごろ、兵庫県の姫路・西播磨地域で約10万世帯が停電した。たつの市や宍粟市、相生市、兵庫県太子町で各1万世帯を超えるなど5市3町に及び、約1時間10分後に復旧した。関西電力送配電によると、西播変電所(相生市)での作業ミスが原因という。 関連ニュース 懐中電灯×ペットボトル=ランタン 公衆電話の場所 普段から把握を ろうそく倒れマンション一室全焼 台風で停電中 なぜ?国勢調査と住基台帳で同じ市の人口に数万人の差異

 停電があったのは、たつの市=約3万3570世帯▽宍粟市=約2万590世帯▽相生市=約1万4200世帯▽太子町=約1万2050世帯-など。
 同社によると、西播変電所では当時、電線の取り換え作業などをしていた。作業終了後、安全対策の装置を取り外すのを担当者が忘れ、そのまま電気を通したためショートしたという。
 この停電により、官公庁や病院などは非常用電源で対応し、信号機が動かなくなった交差点では警察官が誘導に当たった。各市町などへの取材では、目立ったトラブルはなかった。

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