16日午後3時半ごろ、兵庫県の姫路・西播磨地域で約10万世帯が停電した。たつの市や宍粟市、相生市、兵庫県太子町で各1万世帯を超えるなど5市3町に及び、約1時間10分後に復旧した。関西電力送配電によると、西播変電所(相生市)での作業ミスが原因という。
停電があったのは、たつの市=約3万3570世帯▽宍粟市=約2万590世帯▽相生市=約1万4200世帯▽太子町=約1万2050世帯-など。
同社によると、西播変電所では当時、電線の取り換え作業などをしていた。作業終了後、安全対策の装置を取り外すのを担当者が忘れ、そのまま電気を通したためショートしたという。
この停電により、官公庁や病院などは非常用電源で対応し、信号機が動かなくなった交差点では警察官が誘導に当たった。各市町などへの取材では、目立ったトラブルはなかった。