新型コロナ クラスター拡大、兵庫で120人感染
2020/12/06 22:00
神戸新聞NEXT
兵庫県内では6日、医療機関で新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が拡大するなどし、新たに10歳未満~90歳以上の男女120人の感染が確認された。100人以上の新規感染者は6日連続で、1週間平均の陽性者は過去最多の124・6人に。姫路市では1人(年代・性別非公表)の死亡が判明した。
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姫路市は、姫路中央病院で医師や看護師ら6人が新たに感染し、3日以降で計8人のクラスターになったと発表した。電子カルテ端末のキーボードなどを介して広がった可能性がある。この日の感染者に含めなかったが、同病院で別の職員と患者計34人の陽性も判明しているといい、7日に発表する。同病院は8日まで外来診療を停止する予定。
既にクラスターが発生していた医療機関でも感染が広がり、神戸協同病院(神戸市長田区)=10人▽ベリタス病院(川西市)=4人▽近畿中央病院(伊丹市)=1人▽大西脳神経外科病院(明石市)=1人-が新たに判明した。
また、神戸朝日病院(神戸市長田区)は4日時点で入院患者10人、職員11人の計21人が感染したと公表。入院中の透析患者1人の感染を受けた検査で分かった。5日から外来診療を縮小し、新規入院や救急の患者受け入れを中止している。
県内の累計患者は6440人で、うち死者が95人となった。新型コロナ患者向けの病床使用率は、69・9%(うち重症者向け35・5%)となっている。(まとめ・井川朋宏)
【特集】目で見る兵庫県内の感染状況