ワクチン接種 予診から接種は1人3分、終了後15~30分で状態観察 新型コロナ

2021/01/30 05:30

新型コロナウイルス感染症ワクチンの接種を円滑に進めるため実施した集団接種の初訓練=27日午後、川崎市立看護短大の体育館

 厚生労働省が示した、新型コロナウイルスのワクチン接種を国民が受けるための手続き、流れはこうだ。 関連ニュース PCR検査「すり抜け」か クラスター発生の病院、陰性と判定後に感染判明相次ぐ ワクチン接種 神戸市、各区に集団接種会場 「倒産します、すいません」ぼろ泣きでLINE送り続けたアパレル経営者

 まず市区町が発行する「接種券(クーポン)」とお知らせが郵送で家に届く。接種は強制ではなく、本人の意思次第。希望する人は、接種する医療機関や接種会場を選び、インターネットや電話などで予約する。
 予約当日、接種券を持参して会場に行き、受付で検温や身分証明書の確認などを済ませる。記入した予診票をチェックしてもらったら、体調や持病を医師が確認する(予診)。その後、医師か看護師にワクチン注射を打ってもらう。
 想定では、予診から接種までの所要時間は1人3分。厚労省が示した集団接種のモデルケースでは、1会場で1日約280人に実施することを想定している。
 接種済み証を受け取った後は、アレルギーなど副反応がないか確認するため、15~30分ほど会場周辺にとどまり、状態観察を行う。異常がなければ、約3週間後に2回目の接種を受けて終了となる。(前川茂之)
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