厚生労働省が示した、新型コロナウイルスのワクチン接種を国民が受けるための手続き、流れはこうだ。
まず市区町が発行する「接種券(クーポン)」とお知らせが郵送で家に届く。接種は強制ではなく、本人の意思次第。希望する人は、接種する医療機関や接種会場を選び、インターネットや電話などで予約する。
予約当日、接種券を持参して会場に行き、受付で検温や身分証明書の確認などを済ませる。記入した予診票をチェックしてもらったら、体調や持病を医師が確認する(予診)。その後、医師か看護師にワクチン注射を打ってもらう。
想定では、予診から接種までの所要時間は1人3分。厚労省が示した集団接種のモデルケースでは、1会場で1日約280人に実施することを想定している。
接種済み証を受け取った後は、アレルギーなど副反応がないか確認するため、15~30分ほど会場周辺にとどまり、状態観察を行う。異常がなければ、約3週間後に2回目の接種を受けて終了となる。(前川茂之)
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