兵庫県の新型コロナ「変異株」感染 2カ月で97人確認
2021/03/18 21:10
兵庫県庁=神戸市中央区下山手通5
兵庫県は18日、県内での新型コロナウイルス変異株の感染者が、1月1日~3月7日の約2カ月間で97人確認されたと発表した。大半の90人が英国型で、残り7人は種類を判別中などとしている。
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県は今後1週間ごとに、PCR検査で判明した新たな変異株感染者を公表する方針。3月末をめどに種類など詳細を調べるゲノム解析を県立健康科学研究所で始め、検査体制を強化する。県内では神戸市が既にゲノム解析を行っている。
一方、県は18日、新たに76人の新型コロナウイルス感染を確認。新規感染者が70人を上回るのは3日連続で、県内の累計患者数は1万8735人になった。直近1週間平均の感染者数は57・3人で、10日時点(29・0人)からほぼ倍増。重症病床の使用率は41・3%に増えた。18日は県内で死者は確認されず、累計死者数は572人で変わらない。
公表済みのクラスター(感染者集団)では新たに、尼崎市立武庫東保育所=5人(累計12人)▽川西市の協立病院(2例目)=5人(累計16人)▽県伊丹健康福祉事務所管内の通所系福祉施設=1人(累計26人)-の感染が判明した。(藤井伸哉、佐藤健介)
【特集】目で見る兵庫県内の感染状況