兵庫118人感染、2月4日以来の100人超え 死亡は3人 新型コロナ
2021/03/24 15:40
国立感染症研究所で分離された新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真像(同研究所提供)
兵庫県は24日、新たに118人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。新規感染者数が100人を超えたのは2月4日の111人以来48日ぶり。県内では3月1日に緊急事態宣言が解除され、8日に新規感染者数が9人に減ったが、その後は増加傾向が顕著になっている。累計患者数は1万9130人となり、新たに80~90代以上の男女3人の死亡が確認された。
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新規感染者数は、発表自治体別で、神戸市=46人▽姫路市=4人▽尼崎市=10人▽西宮市=19人▽明石市=14人▽県所管分=25人。神戸市で40人を上回るのは2月5日以来となる。
西宮市の私立幼稚園では19日以降、園児13人と職員ら計18人がPCR検査で陽性と判明し、市はクラスター(感染者集団)と認定した。尼崎市では市北部保健福祉センター勤務の男性職員1人が感染。濃厚接触者はおらず、同センターは通常通り業務を継続する。
感染者増加の背景について、県担当者は「感染経路は家庭内が最も多い。ただ家庭内に持ちこまれる原因は解明できていない」と説明。また、歓送迎会や花見に伴う宴会について、感染リスクが高いため控えるよう呼び掛け、会食は同居家族を除き1グループ4人以内とするよう求めた。
重症病床使用率は、前日の45・6%より少ない43・1%だった。(まとめ・古根川淳也)
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