県知事選 旧民主系議員ら、明石市長の擁立を検討

2021/04/04 05:00

泉房穂明石市長

 兵庫県知事選を巡り、立憲民主党や国民民主党に所属する元国会議員らが、泉房穂明石市長(57)の擁立を検討していることが3日、分かった。近く立候補を要請する方針。泉氏は取材に対し、「市長なので市民のために頑張る立場です」と態度を明らかにしていない。 関連ニュース 日本維新、宝塚市長選に総力 県知事選の前哨戦位置付け 知事選はなぜ無所属候補者が多いの? 兵庫県知事選で自民分裂 11県議の退団届は受理されず、駆け引き激化

 擁立を検討しているのは、立民県連副代表の井坂信彦元衆院議員(47)と、国民県連代表の向山好一県議(63)ら。井坂氏は泉氏について「市長として実績を積んでおり、知事としても活躍してくれるはず」と評価。向山氏は「知事選を巡る保守分裂は政党内の権力闘争。県民の新たな選択肢が必要」とした。他にも複数の議員が同調しているという。泉氏は旧民主党の衆院議員を1期務めた。
 知事選を巡って、立民、国民の両県連は対応方針を決めておらず今後、泉氏について議論を進める。両県連の県議らでつくる県議会の会派「ひょうご県民連合」は検討中。一方、両県連を支援する連合兵庫は2日、前副知事の金沢和夫氏(64)の推薦を本部に上申することを決めた。(長谷部崇、小西隆久)

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