朝来市長選 元副市長の藤岡氏が初当選

2021/04/25 23:34

藤岡勇氏

 任期満了に伴う兵庫県朝来市長選は25日投開票され、いずれも無所属で、元副市長の藤岡勇氏(62)が、元市議の能見勇八郎氏(78)、太田茂氏(66)、日下茂氏(70)を破って初当選した。投票率は65・87%で、12年前(前回、前々回は無投票)を3・94ポイント上回った。 関連ニュース 豊岡市長選 現職中貝氏が苦杯 コウノトリ野生復帰などに奔走、市民には届かず 豊岡市長選 新人関貫氏が当選 淡路市長選 現職門氏が5選

 藤岡氏は、引退する多次勝昭市長の市政運営の継承を前提に、障害者支援の充実や、竹田城跡を活用した観光振興を強調して支持を広げた。能見氏はデジタル技術を扱える人材の育成、太田氏は産業遺産などの活用による交流人口の増加、日下氏は大企業の誘致を訴えたが、政策が浸透しなかった。(竜門和諒)

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