任期満了に伴う兵庫県淡路市長選は25日投開票され、無所属の現職門康彦氏(75)=自民、公明、兵庫維新の会推薦=が、無所属新人の前淡路市議戸田雄士氏(63)を破り、5選を果たした。投票率は2017年の前回を2・36ポイント下回る54・25%だった。
選挙戦では厳しさを増す財政運営や、4期16年の門市政の是非が争点となった。門氏はパソナグループの東京からの本社機能移転など企業誘致の実績を挙げ、「増えた税金で市民サービスが向上する」と主張し、支持を固めた。戸田氏は「1人の首長が20年は長すぎる」と訴えたが及ばなかった。(内田世紀)