県内のスーパーやコンビニ営業 文化施設は対応割れる 緊急事態宣言

2021/04/26 22:57

緊急事態宣言の発令を受け、休業を実施した大型商業施設=26日午後、神戸市中央区(撮影・小林良多)

 政府の緊急事態宣言発令を受け、兵庫県内の多くの大型商業施設が生活必需品を扱う店舗・売り場を除いて休業している。一方、スーパーやコンビニ、ドラッグストアなどは営業を継続している。 関連ニュース 兵庫の主要駅は変わらぬ通勤ラッシュ「テレワーク無理」 緊急事態宣言、最初の平日 宣言前日の「駆け込み」、各所に「密」 緊急事態控え、関係者の表情暗く GW県内観光地に再び直撃 緊急宣言、兵庫県内は一律措置

 県は、宣言対象となる施設の具体例をホームページ上で公表。飲食店や遊興施設などに酒類提供の自粛、もしくは休業を要請している。床面積が合計千平方メートル超の施設も休業要請の対象となる一方、食品や医薬品など生活必需品の店舗・売り場は対象外となる。このため、百貨店では食品、化粧品などの売り場以外の休業が目立つ。
 文化施設は県の要請内容に沿って対応が分かれた。県立芸術文化センター(西宮市)などの大規模ホール・劇場、OSシネマズミント神戸(神戸市中央区)などのシネコンは休館。一方で神戸国際会館(同)や神戸新聞松方ホール(同)などは行事を中止、中小規模の映画館は時短などで営業を続けている。(金旻革、金井恒幸、田中真治)
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