大学・高校でクラスター 部活など県内8校で相次ぐ 新型コロナ

2021/04/27 05:30

国立感染症研究所で分離された新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真像(同研究所提供)

 変異株の影響が指摘される第4波では、教育現場でもクラスター(感染者集団)が相次いでいる。関西国際大三木キャンパス(兵庫県三木市)では、26日までにサッカー部員17人の感染が判明。加東健康福祉事務所管内(北播磨地域)の公立高校でも15人の感染が分かった。いずれもマスクを着けず部活動をしていたという。 関連ニュース 市役所本庁舎でクラスター、判然としない感染経路 市民ら「怖くて行けない」 クラスター発生しやすい精神科病院 特有の事情とは 計200人超の感染者確認も 高齢者のリハビリ病院、コロナで「野戦病院のように」 看護師に感染拡大、相次ぐ誹謗中傷

 龍野健康福祉事務所管内(たつの市、宍粟市、太子町、佐用町)の県立高校では7人の感染が確認された。クラス内で感染が広がったとみられるが、対策はしていたという。県教育委員会は26日、県立2高校の一部学級閉鎖を発表した。
 4月以降、県管轄の地域では8校のクラスターが判明。担当者は「マスクなしでの部活や会食なども関係している」と対策の徹底を呼び掛ける。
 一方、子どもの感染拡大予防措置も広がりを見せる。女児1人の感染が分かった明石市内の小学校は26、27日の2日間、女児の在籍学級のみ閉鎖。園児1人の感染が判明した同市内の保育園は、職員と園児計27人を濃厚接触者とし、検査結果が判明するまで臨時休園する。園児1人が感染した西宮市内の保育所も当面の間、臨時休園する。(まとめ・霍見真一郎)
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