変異株の影響が指摘される第4波では、教育現場でもクラスター(感染者集団)が相次いでいる。関西国際大三木キャンパス(兵庫県三木市)では、26日までにサッカー部員17人の感染が判明。加東健康福祉事務所管内(北播磨地域)の公立高校でも15人の感染が分かった。いずれもマスクを着けず部活動をしていたという。
龍野健康福祉事務所管内(たつの市、宍粟市、太子町、佐用町)の県立高校では7人の感染が確認された。クラス内で感染が広がったとみられるが、対策はしていたという。県教育委員会は26日、県立2高校の一部学級閉鎖を発表した。
4月以降、県管轄の地域では8校のクラスターが判明。担当者は「マスクなしでの部活や会食なども関係している」と対策の徹底を呼び掛ける。
一方、子どもの感染拡大予防措置も広がりを見せる。女児1人の感染が分かった明石市内の小学校は26、27日の2日間、女児の在籍学級のみ閉鎖。園児1人の感染が判明した同市内の保育園は、職員と園児計27人を濃厚接触者とし、検査結果が判明するまで臨時休園する。園児1人が感染した西宮市内の保育所も当面の間、臨時休園する。(まとめ・霍見真一郎)
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