川西で野生イノシシから豚熱確認 丹波市以外で初

2021/04/27 22:09

兵庫県庁=神戸市中央区下山手通5

 兵庫県は27日、同県川西市芋生で、死んだ状態で見つかった野生イノシシ1頭から豚熱の感染を確認したと発表した。県内では4例目で計5頭となり、丹波市以外での確認は初めて。 関連ニュース 【詳報】28日の県内コロナ 自宅療養中の男性死亡 神戸市立中ではクラスター 兵庫の自宅療養者 過去最多の1417人 新型コロナ 新型コロナ 加古川の刑務所で受刑者ら3人感染

 県によると、25日午後、地元の男性が道路脇の溝で死骸を見つけ、県が遺伝子検査で感染を確認した。県内で豚やイノシシを飼育する60施設から異常の報告はないという。
 県は昨年6月以降、飼育施設の豚などへのワクチン接種を続けており、豚やイノシシの移動、出荷は制限しないという。県の担当者は「豚熱は人には感染せず、仮に感染した豚やイノシシの肉を食べても問題ない」としている。(山路 進)

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